会計ソフトはTKCとMFクラウドを選びました

税理士事務所で使われている会計ソフト

税理士事務所にとって、どのメーカーの会計ソフトを使うかは非常に重要な問題です。

各メーカーはそれぞれのコンセプトの元、日々会計ソフトを開発しているのですが、値段・機能・サポート等で大きな違いがでていることが理由の一つでしょうか。

平成26年4月に税理士会が実施した、税理士事務所で使用している会計ソフトのアンケートでは

※出典:第6回税理士実態調査報告書(日本税理士会連合会)

1 弥生会計  29.0%

2 JDL   17.1%

3 日本ICS 14.5%

4 TKC   14.0%

5 MJS   12.0%

なお、ここ最近急激にシェアを伸ばしているクラウド型ソフトは、26年の調査ではランクインしていませんが、これからの調査ではきっと上位に食い込んでいることでしょう。

TKC会計ソフトのメリット

TKC会計ソフトは、一般に市販されていない会計専門のソフト

法改正への対応が早い

レンタル制なので、バージョンアップ時に追加費用がかからない

など言われています。

そのなかで特に注目しているのが、

TKC会計ソフトの中の「e21まいスター」というソフト。

法人レンタル料が5,000円/月で設定されていることが多いのですが、

会計(部門別管理は不可)

給与

請求書

ウィルスソフト

がワンパッケージ化されているのです。

廉価なクラウド型ソフトとして比較されるマネーフォワード社のソフトで同じことをすると

会計(法人の場合) 1,980円(または2,980円)

給与(5人の場合) 2,500円

請求書       2,980円

よく「TKCは高い!(否定はしませんが・・・)」と言われていますが、

e21マイスターというソフトは

資金繰りが苦しい小規模法人にとって、

初期費用が不要で毎月のレンタル料だけで安く使用することができ

非常にメリットがある会計ソフトだと思っています。

MFクラウド

MFクラウドとは

マネーフォワード社が開発したソフト。

こちらは主に複雑な給与計算を必要としない、小規模な個人事業の場合に使用します。

法人の場合は

月の使用料が1,980円(または2,980円)となっていますが、

個人事業の場合は、月800円と格安。

しかも、新しいことを取り入れる方針なので

インターネットバンキング・カード情報を読み取り、半自動で帳簿をつけたり

クラウド型なので、ネットを介して色々な場所で会計データを参照できる。

ネット環境に依存するので

速度が不安定・重たいという難点はありますが、

小規模な個人事業である間は、苦にならない範囲です。

他によいソフトがでてくれば、メインソフトを変更するかもしれませんが、

当面はこの2社を中心に取り扱っていくつもりです。