全国銀行個人信用情報センター(全銀協)に信用情報開示してみた
今度は、全銀協の信用情報を確認してみました。
全銀協の信用情報開示は郵送のみ。
事務所窓口での受付は行っていません。
申込書は一般社団法人全国銀行協会 全国銀行個人信用情報センターのHPでダウンロードできます。
必要書類は
運転免許証等の身分確認書類(2種類)
定額小為替1,000円
記載事項で気を付けるポイントは
現住所以外の住所。
転居を伴う転勤を繰り返しているため、また以前の住所が思い出せません。
昔の書類をひっくり返して、過去の住所を何とか記載しました。
全銀協の申込書では、開示申し込みの目的まで聞かれます。
正直に「業務で手続きの詳細をレポートするため」
要はブログでアップするためです。
全銀協「登録情報開示報告書」が届きました
全銀協に加盟している貸金業者・クレジット業者はホームページに掲載されています。
全銀協が保有している情報は
本人情報
取引情報
照会記録情報
官報情報
苦情受付コード
本人申告情報
本人確認資料の紛失・盗難情報
などです。
郵便小為替を購入し、郵送で請求書を送り、待つこと数日・・・
無事にとどきました!
開示理由をまともに書いたので、開示不可!とされるのではないかひやひやでした。
当時の住所や職場も記載されています。
「北海道労働局」懐かしい(笑)
銀行のクレジットカードにキャッシング枠がついていたので、
CICの他に全銀協にも信用情報が登録されたようです。
キャッシング機能つけた記憶ないのに、勝手についたのかな?
下半分が、借入申し込みをして審査落ちをした場合に記載される欄。
信用情報の照会をしたにも関わらず、その後がないので審査落ちしたことがわかるのです。
この情報は1年間(会員への回答は6か月間)記録として残ります。
これが6か月以内に借入申込をして審査落ちした場合は、再申し込みは6か月開けてからと言われる理由です。
税理士の岩田君。融資で何やってんの!
税理士のくせに自分が審査に落ちてしまいました。
住宅ローンの支払いでボーナス払いがあるのですが、公務員を辞めてからボーナスがなくなったので、ボーナス払いを毎月払いに変更しようとしたのです。
このことをいくつかの銀行で相談したら、「同じ銀行でも借換できるのでぜひうちで!」と言われて申込したらこの仕打ち。
ひどい。
細かく繰上返済してやる。
※住信SBI銀行は1円単位で一部繰上ができ返済手数料が無料。
そして、期間短縮型・返済軽減型と選択できるのです。
こうなると、信用情報に掲載されてしまうので、通常6か月は再申込しない方が無難ということになります。
一部の金融機関と公庫が記載されていない
よくみると、一部の金融機関と政策金融公庫が記載されていません。
共に全銀協の会員なのに、どうして記載されていないのでしょう。
不思議に思って問い合わせをしてみたら
・政策金融公庫は消費性のものしか記載されない
・金融機関は事業性の場合、信用情報を確認しないケースがある
とのことでした。
間違いではなかったようです。
登録情報開示報告書の見方についての説明書が添付されていました。
借入融資を受ける際には気を付けましょう
融資を受ける際には、信用情報を確認されるケースがあります。
その際に審査申込みをした情報や延滞情報が記載されていると、それだけで融資不可にはなりませんが、少なくても何かしらの影響は生じる可能性があります。
金融機関との良好な関係を構築して、必要な時に必要なだけ借入融資を受けられるように体制を整えていくことは事業の安定には不可欠です。
事業を行う方は、日頃から自己の信用情報に留意しましょう。
※まずは自分からだ(笑)
税理士・社会保険労務士 岩田 圭史