④脱公務員を振り返ってみた(2)

(3)脱公務員は情報が少ない

公務員の受講相談や脱サラして公務員になるまでの情報は多くあります。

でも、「脱公務員」の情報はとても少ないのが現実です。

私も公務員生活が嫌になったときがありました。

試験に合格して将来に悩んだときもありました。

もちろん情報収集をしましたが、実生活の場で相談できる場所は見当たりません。

人事院や共済組合、労働組合等では相談窓口を設けていますが、苦情相談や退職後の生活設計の相談なので、あまり意味をなすものではないのです。

もちろんネットでも「脱公務員」に関する記事を検索しましたが、数は少なく参考になる事例は極わずか。

「官僚が○○に華麗なる転身」の事例ではありませんし、普通の公務員が転職したり、独立しただけでは売れる記事にはなりにくいですし、仕方がありません。

でも、よほど特別な地位やスキルがない限りヘッドハンティングはあり得ませんので、自分で情報収集して動かなければ道は開かれません。

「脱公務員」したいと考えている人は相当数いるはずですが、

「脱公務員」は、一般的な「脱サラ」に比べて情報面でも厳しい状況におかれています。

私も脱公務員する前に、経験者に会って話を聞いてから決断したかったです。

(4)このような方に参考にしてほしい

現役公務員

仕事に疑問を感じはじめた方

脱公務員して、独立開業・転職を考えている方

これから公務員を志す方

税理士等の資格試験を受験する方

他業種から税理士として独立開業したい方

私の経験が少しでもお役に立てれば幸いです。

現役公務員とこれから公務員を志す方には、公務員という仕事は必ず定年まで勤め上げるものではないこと、

資格試験を受験する方や他業種からの独立開業を希望される方には、他業種からの合格体験記・開業体験記の一例として参考になるはずです。

ご意見、ご質問等がありましたら、コメントまたはメールを頂けると時間の許す限り回答したいと思います。

 

「国家公務員のための退職準備ガイドブック(一般社団法人地域社会ライフプラン協会)」

退職が決まったあとに所属所から配布された冊子。

タイトルからわかるように、もちろん定年退職者のためのコンテンツがメイン。

充実したゆとりある退職後生活を送りたいものです。

税理士・社会保険労務士 岩田 圭史