⑤脱公務員を振り返ってみた(3)

(5)今でも「どうして辞めたの?」

大学(大学院)を卒業後、国家公務員として労働局&ハローワークに12年勤め、脱公務員して税理士として独立開業しました。

大学・大学院・公務員試験と、留年&浪人期間がなくほぼストレートです。世間からみると、安定した職業で定年まで収入身分も保証されているのになぜ?と思われる方が多いでしょう。

実際に、今でも「勿体ない!」と言われます。
※税理士って自分が思っているより社会的認知度が低いようです(涙)

ハローワークは、ハローワーク一家・ハローワーク村を呼んでも良いくらいに連帯感が強い職場です。

組合活動も積極的で、私も分会役員をいくつか経験させてもらいました。合わない人はいるかもしれませんが、自分はとてもあっていました。

居心地も悪くなかったので、定年まで公務員として勤め上げるだったのですが・・・

(6)「人生は一度きり、後悔しない?」

税理士試験に合格後、ハローワークで公務員を続けて1年間。色々と悩みつつも、チャレンジしたい気持ちが強くなっていきます。

公務員しか経験ないのに、民間で仕事ができるのだろうか。

別業界から実務経験なしで税理士になれるだろうか

そもそも登録のための実務経験は満たせるだろうか

顧客ゼロであてもないのに、生活していけるだろうか

不安ばかりです。

その中でTKCの会合に参加する機会があり、その時ある税理士先生から

「人生は一度きり、後悔しない?」の一言。

悩みつづけていましたが、その一言で私の道が決まったのです。

以前にお誘いを受けて参加したTKCウィンターセミナー。

税理士業界とは全く接点がなく、予備校も通わないで税理士資格を取得したので、予備校や受験生経由の情報もありません。

税理士先生との接点を作ってくれて、税理士業界に飛び込むきっかけを作ってくれたTKCウィンターセミナー。一番感謝しているイベントです。

ターニングポイントは人それぞれ異なりますが、何が人生を変えるきっかけになるかわかりません。

私の場合はこのTKCウィンターセミナーが人生を変えたターニングポイントでした。

2014TKCウィンターセミナータイムテーブル。

私が税理士になれたのは、このセミナーのおかげ。

ウィンターセミナーはTKC入会3年以内の

NM(ニューメンバー)会員への支援策として実施される1泊2日のセミナー。

併せて税理士試験合格祝賀会も開催される。

なお、この祝賀会はただ飯ではなく、1泊2日で参加費5,000円。

税理士・社会保険労務士 岩田 圭史